姫路と件とホタル

期間最終日に兵庫県立美術館の「妖怪天国ニッポン-絵巻からマンガまで-」に行ってきました。内容は、タイトルどおりの、江戸期の絵巻や黄本をへて、定番の水木マンガから最後はライトノベルまでフォローしていて、とうぜん全部は無理で、あれはないのとか、ないものねだりな感想もあるけど、ダイジェスト的には意欲的でたいへん楽しめる展示でした。ただ、最後で唐突に件(くだん)の剥製実物が展示されていてちょっとびっくりしました。木原浩勝氏が「新耳袋」でしょうかいしていた例のやつです。事前にまったく紹介されてなかったのでは?こんなところで遭遇するとはね。現物の感想としては、たしかに作り物でないようですが、多少のアレンジはされてるような印象でした。

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■ockin’on

1969去年に出張で中国に行って、通訳の男がキースのTシャツを着ていたんで、ストーンズ好きなんですか?って話しかけたら、「いや、そういうつもりではありません、ああ、このひとはミュージシャンなんですか?」っていわれて、それは少しショックでした。そんなことを思い出しました。まあ、時代は変わりますから。あまり後ろ向きにならずに前を向いた方がいいでしょうね。


6月1日に発売となります■●ckin’on7月号の表紙において、バンド名の誤りがございました。

あってはならない間違いであり、読者の皆様、および関係各所の皆様に混乱を招き、
ご迷惑をおかけしてしまったことを、深くお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。

なお、正式表記は以下のとおりです。

×THE ROLLONG STONES ○THE ROLLING STONES

×JIMI HENDRIXX ○JIMI HENDRIX

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「スラムドッグ・ミリオネア」

好きな監督だけど、前評判で期待しすぎたせいで、いまひとつ盛り上がりのかけた印象でした。もともと、凝ったプロットで見せる人ではないはずだし。結局、主人公が、最底辺から這い上がるところがトバされてて、浮浪児だったのがなんの説明もなく、いつのまにか電話会社に就職してるでしょ?読み書きも出来ないはずでしょ?たぶん。リアルは不要の娯楽作品っていうことで、もっと全編で歌と踊りとアクションでやってるならいいんだけど、映画の基本はそうじゃないじゃん。ま、欧米では、インドじたいの新鮮さで受けたんでしょうかね。いや、でも私は好きですけどね、ダニー・ボイル。これからも応援してます。

2009年04月26日 梅田TOHOシネマズ

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「エグザイル/絆」

冒頭、前半、後半、ラストのそれぞれがぜんぜん別ジャンルのような、でも一本スジは通っているような、しかしやっぱりまったく先の読めない展開でかなり面白かったですよ。トー作品は去年の「エレクション」しか観ていない初心者だからでしょう。私は中盤の、70~80年代邦画、ロード・ムービーのかんじがはまりました。やっぱ、ねらってやってるんでしょうね。マカロニやギャング映画が邦画経由ののちにタイムスリップして現代香港ノワールに化けて出たようなもんとでもいいますか。まあかっこいいですよ。

劇中、アンソニー・ウォンが仲間から、「お前は顔がラテン系で濃ゆいんだよ!」とからかわれてるのが笑った。やっぱ、向こうでもそういうふうに見えるんですね。

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「チェイサー」

2009年上半期で、観たけど記事書いていないものがありますので、思い出しながらテキトーに振り返ってみます。

まずは「チェイサー」。韓国のサイコ・スリラー、デリヘル専門の殺人鬼を、元刑事のデリヘル店長が追跡する話。お話のメインはこの二人の対決に絞られるんですが、殺人鬼はともかく、店長のほうもいいかげん鬼畜系で従業員を酷使していて、基本的に、大事な売りモンを勝手にばらされた恨みのみで行動していて、というか、はなしの流れで改心していくとか、ちらりとでもいいひとの心根が見えるとかまったくないので、とにかく陰惨で後味の悪い、とてもいやなかんじにあふれていてよかったです。どうにもこうにも、無能か鬼畜のむかつくやつらの殴り合いばっかですから、そういうねらいなんですから、そういうふうに割り切ればいいと思います。

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「ターミネーター4」その3

Tsccもっとも評判の良い「T−2」の基本は、強くてきれいなお母さんと(リンダ・ハミルトンが?っていう意見はひとまず保留します)特殊な味方(ロボット)の助けで、やや弱めなパソコン趣味の少年が、将来の人類の救世主であるといういわゆる”選ばれしもの”的な約束の運命を根拠に成長するという、王道というかベタというか、そういうあまっちょろいストーリー構成がおはなしの魅力要素になってたと思うんですが、それで、今日からスーパー!ドラマTVではじまった「サラ・コナー クロニクルズ」もそのようなかんじですけどね、ところが、この「T−4」では予想に反して、しょっぱなからママ・コナーは不在。すでに死んだのか?ジョンが録音テープを聴いているだけでした。ああ、3で病死してたんですね。

そういうところからも、なんかこれはすごく現代的な、最近こういうかんじでしょ?ジョンはすでに奥さんがいるし、もう、いちいちそんな子供っぽいドラマちまちまやらないよっていうハードなつくりの意気込みがかんじられて、本編も、あるいみ殺伐として物語的盛り上がりはないけど、リアリズムの迫力で押し切ってる。すくなくとも、その方針は正しいと思えるくらいの満足感はありました。ちょっと、感想がまわりくどいですかね。

<<つづく>>

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「スター・トレック」その4

Ryderこれまでスタトレの劇場版は、敵役の設定ですこし苦労してるような気がします。TV版を観ていなくとも楽しめるようにあたらしく設定すると、その深く広い作品世界のためなんだか中途半端で、いまひとつになってしまう。過去作品でも、だから、なんだかんだいって「カーンの逆襲」「ファースト・コンタクト」などがけっこう面白かった印象があります、私は。でもそれだと、映画だけ初めて観た人はわからんわけですよね。

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「ターミネーター4」その2

なんかどさくさにまぎれて見落としていたんですが、「スター・トレック」のチェコフ役が、「T−4」の若いときのマイケル・ビーンの役もやっているんですな。ロシア出身のエルチンさん(20)です。なんか、初々しい未熟さ若さと、ゆえに同時にまっすぐなとこが共通してますね。よくみると美形でかわいいかんじよね♥  

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「ターミネーター4」その1

今回、監督マック・Gということで、このひと「チャーリーズ・エンジェル」しかないでしょ?お尻フェチ映画でしょ?名前がかっこつけててなんかいやでしょ?オープニング・タイトルではdirecter”MCG”とかなってるでしょ?だからもう、心配というか不安というかやっぱそんなに期待してなかったんですがね、いや〜すごかったですよ、これはいいです。なんかさ、もう巨大ロボとかメカ軍団の迫力がもうお腹いっぱいでね、あの音がなんかね、”ドキョン、ガキョン、ブォ〜〜”って変な共振音がモノすごくてね、スピルバーグの「宇宙戦争」を思い出すけど、やっぱロボは音も大事ですよ、デザインは「マトリックス3」以降の汚れてメカメカしくて重量感、ユンボ感の傾向がありますが、「エイリアン2」とかではまだ動きが遅かったけど、昨今はCGIで滑らかで素早くなりましたが、その反面、重量感がうしなわれつつありましたけどね、そこらへんも最新のやつは、けっしてチープにならないようわかってる演出で、つまりぶつかったらすごく痛そうなかんじがよく出てて、もちろんコストもすごいことになってるでしょうけど、それに見合うだけの成果は確認できます。ブォ〜〜ン!

<<つづく>>

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「スター・トレック」その3

Xi1長い歴史と世界中にコアなファンのあるシリーズの再出発的な、やりなおし劇場版ということですが、要は最近の007とかバットマン方式ではあるのですけどね、ほかのキャラはけっこう、特にクイント氏のスポックなんかがオリジナルのホントに若い頃ってかんじで、みんな雰囲気がなかなかいいんですが、ところがですな、肝心のジム・カークがこう、ぜんぜんまったく1ミリもシャトナーじゃないんですよね、ルックスとかのレベルでなく、キャラが違う訳ですよ、これが。

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「スター・トレック」その2

※ネタバレします!

過去の劇場版でも数例ありますが、なんと、本作ではTVシリーズの人気キャラの死というショッキングな事実に直面することになりました。そう、ENTのポートス(ビーグル犬)ですよ。しかも、スコット(チャーリー)のミスによる事故死!しかも、なんだかさらっとどさくさまぐれに、そういう発言があっただけですけどね。ちょっとかわいそう!アーチャー船長、きっと泣いてるぞ。まあ、転送データででも残ってていつか復活できるといいですね。スコット(チャーリー)自身の老後の復活みたいにね。

St1もうひとつ印象的だったのは、あの予告編で何回も観ていた”What's your name?"の謎の黒いサイボーグ風キャラ、かっこよかったですよね?子供のカークがコルベット・スティングレーを豪快にスクラップにするとこね。もったいない!おじさん、きっと泣いてるぞ。だけど本編では、あれただの白バイ警官じゃんか。しかも、ストーリーにぜんぜん関係なく、まったく意味なし。ま、どうでもいいことですが。

<<つづく>>

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「スター・トレック」その1

もう大人ですから、落ち着いた頃にヨユーのゆとりでじっくり観ようかなとも思いつつ、でもいろいろ事前に情報入るのもいやだしね、とはいえ混雑はさけたい!隣がデブのポップコーン・バケットがつがつとか!隣がチャラい若者の携帯電話ピカピカとか!オバチャンorオッチャンの関西弁フリートークとか!う〜む、それでもやっぱガマンできない!ということで観てきましたよ、とうとう。大阪ド真ん中大手シネコンの公開初日曜なのに、あまりに拍子抜けな客の入りは嬉しくもあり悲しくもあり…え〜と、いちおう断っておきますが、私は実は、かれこれもう十年以上のスタトレ・ファンですので、やっぱりあんまり客観的な記事書けないので、そこのとこはご了承ください。

<<つづく>>

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デヴィット・キャラダイン氏が自殺?

バンコクのホテルで死体で発見されたようです。ニュースでは、真相はよくわかりませんが、キルビルの前に私は「燃え・カン」観ていて結構アレ好きだったんですよね、スーパー・チャンネルでやってたんですよ。とりあえず、ご冥福をお祈りします。

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「レイチェルの結婚」

Rgmアン・ハサウェイ扮するキムが姉のレイチェルの結婚式に出席するために実家に帰って過ごす数日のおはなし。家族は音楽業界の人という設定なので、すごく魅力的な演奏会が繰り広げれます。ホームビデオ風の撮影で、フツー他人の結婚式観ててもつまんないけど、もともとMTV出身のデミ監督の人脈で、詳しくないので説明は省きますが、実際多くのミュージシャンが多数出てて、このようなライブ映画のかたちでも楽しめるようになってる。

ストーリーのほうは、説明や回想シーンがないので、キムはなにやってるのかどういう立場なのか最初はわかんないんだけど、だんだん会話とかからその家族のぎこちないやりとりの理由がわかる。やや映画的な、ホームドラマでありがちな悲劇的過去設定はちょっと、もうすこしほかのやりようがないのかなとい思いもありますが、まあそんな天の邪鬼なことは考えなければ、ふつうにはいりこめるでしょう。

ネタバレになるからこれ以上書かないけど、えーと、この映画はもう、ずーとキムの気まずくて、いたたまれない状況がえんえんつづいてて、これがまたこういうことよくあるよねっていうもので、いやそんなことないよっていう健全でまっとうな人生のひとが普通かもですけどね、オレはあるんだよ!冠婚葬祭みたいな親族集まったらどうにもいたたまれない立場ってのがさー、本人にとってはジャブのダメージが積み重なってリミット超えてしまうみたいなとこが、このいや〜な状況がみごとに描かれていて、ほんと観ていて落ち込みましたよ、ええ。そこがいいんですよね。

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「チョコレート・ファイター」その2

ピンゲーオ監督はインタビューで、タイ映画産業は近年大きく成長したけどよい脚本家がいない、云々とグチっぽいこと言ってますが、本作だけでなく最近のタイ映画全般に言えることですね。いや、シナリオだけではなくって、演出とか映画全体の基礎もそうなんだけど、タイ映画全体が自己流・我流っぽくて、でもだからこそ新鮮でよい…ともいえますけどね。

Jija1

主演のジージャー嬢は、ジージャーというのはニックネームで、本当は"Yanin Vismitananda"という名前ですが、これはちょっと、タイ人の名前って読みにくいし覚えられないから、ジージャーで一般に受け入れられてよかったと思います。このひとは写真だと撮り方によって印象変わりますねえ、表情の変化のせいでしょうか、笑顔は幼いかんじで、昔の永作博美か池脇千鶴っぽいところもある。基本的にアヒル口。真顔だとけっこうシャープで地味なとこもいいですね。これからもスクリーンでの活躍を期待。作品に恵まれるといいですね。

Jija2

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